【Awe(オウ)体験とは】人生の質をより高める考え方 徹底解説

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はじめに

Awe(オウ)体験とは、圧倒的な大自然や大宇宙の悠久さや広大さを前に自分の存在や小ささを感じる体験のことを言います。感性を刺激されるような美しいもの、信じられないものに出会ったときに自然に湧き起こります。様々な研究によりAwe体験をしているとき、脳がより活性化していることが分かっています。また、自分の「存在」や「悩み」が小さくちっぽけに感じられます。

今回はAwe体験について紹介します!

Awe(オウ)とは「畏敬の念」の意味

「Awe」とは、日本語に訳すと「畏敬の念」という意味です。
畏敬の念とは崇高な存在、偉大な存在、神秘的な存在に対する畏れ敬う気持ちを表すときに使われる表現です。自然の壮大さや芸術作品の美しさに対しても用いられることが多いです。人間の手が及ばない美や偉大さに対して抱かれます。

身近なAwe体験

身近なAwe体験を紹介します。Awe体験は主に下記のジャンルで引き起こされます

Awe体験が引き起こされるジャンル

自然
✅文化
✅スキル
✅神社、寺社、教会
✅神秘的スピリチュアルな体験
✅瞑想、マインドフルネスの体験

様々なシーンで感動したときに、Awe体験をしています。Awe体験は、人生に対する満足感を高め、時間をより価値あるものと感じさせてくれます。

広い視点を持ったり、明確な目標を設定したり、心に余裕を生み出したりする手助けとなります。Awe体験は脳が活性化され心と身体の健康にも良い影響を与えることが明らかになっています。Awe体験によって幸福度を上げることができます。さらにAwe体験は脳の潜在パワーを引き出すこともできます。

Awe体験はなぜ起こるのか

Awe体験は心を前向気にする効果とよい影響があります。それと同時にある種の「畏れ(おそれ)」も感じることがあります。世界と比べて自分がちっぽけな存在だと実感するとき、自分一人では立ち向かえない大自然を怖く感じるのです。

素晴らしくも畏れある大自然を前にしたとき、自分の小ささを感じ「誰かとともに協力して、人類のために生きなくては」という思考に脳がなるのは、人間の遺伝子にある本能なのかもしれません。

Awe体験を増やすことで、未来の社会や人のために役立つことをしようと考えるようになり、仕事や人間関係でもよい影響が生まれます。

視覚、映像を見るだけでもAwe体験ができる

大自然の広大さ・美しさが感じられる動画を見ることでも、軽微なAwe体験ができます。

しかしきれいな街のネオンや夜景などでは、このようなAwe体験が起こることは稀で、何か人智を超える感覚で、脳はAwe体験を引き起こすことが多いです。

Awe体験しやすい人

Awe体験をすると謙虚、素直、感謝、利他、慈悲などの感情が湧き起こります。Awe体験しやすい人の特徴を下記にまとめました

Awe体験しやすい人の特徴

①常日頃から人や物事に対して感謝の気持ちを持っている
②感受性が強く何事にも好奇心を持って取り組んでいる
③心が明るく物事をポジティブな面でとらえている
④他者のことを自分ごとのように感じ、社会全体のために役立とうという気持ちが強い

このような特徴があるとAwe体験がしやすくなります。
上記の4つの性質を意識的に持つことも大切です。

さらに「脳の島皮質(とうひしつ)という部位が厚い人が、ポジティブなAwe体験をしやすい」という結果も出ています。

科学的に幸せになれる脳磨き】という本を書いた岩崎一郎先生は脳の島皮質を鍛え、脳全体をバランスよく協調的に働かせるために、6つの方法を提唱しました

岩崎一郎先生「脳磨き」6つの方法

①感謝の気持ちを持つ
②前向きになる
③気の合う仲間や家族と過ごす
④利他の心を持つ
⑤マインドフルネスを行う
⑥「Awe体験」をする

「Awe体験」も「脳磨き」の1つの方法ですが、他の5つの方法を日々心掛けることで脳の島皮質が鍛えられより「Awe体験」しやすい脳になっていきます。

Awe体験による良い影響

Awe体験をすることによっておこる良い影響を紹介します。
沢山のポジティブな効果があります

Awe体験による良い影響

①より健康になる
②人との繋がりが豊かになる
③頭の回転が早くなる
④創造力が豊かになる
⑤自己中心的な考え方が薄らぐ
⑥他者に寛容になり思いやりの気持ちが持てるようになる
⑦環境への関心が高まる
⑧利他の心を強くすることが出来る
➈ストレスが軽減され心と身体がリラックスできる
⑩何ごともありのままに受け取ることができるようになる
⑪好奇心が豊かになる
⑫希望に満ちた状態になる
⑬幸福感が高まる
⑭嫉妬心など、ネガティブな感情が少なくなる
⑮時間のゆとりを感じれるようになる
⑯長期的な目標を立てて、物事を考えられるようになる
⑰インターロイキン6(炎症時に出るもの)の数値が下がり免疫力が上がる
⑱空間や時間の視野が広がり広い世界や未来のことを考える視点が生まれる

Awe体験によって、大きな感動とともに、その壮大な体験の前に自分がどれほど小さい存在かを実感します。「世界と比べて自分は小さい」と感じ、謙虚な気持ちになり、またこの世界に生かされていることに対して感謝の念を抱きます。小さなことへの執着(エゴやこだわり)が少なくなり、視野の広い全体最適で物事を捉えることができます。「世のため、人のために何かをしたい」という気持ちが生まれやすく、これが脳の活性化につながります。

インターロイキン6は、身体が慢性的な炎症を起こしているときに出るものでインターロイキン6が下がっている状態というのは身体には良く、寿命を延ばすことに繋がります。

またAwe体験をしている人は、見破る力、騙されない思考力を持つようになります。Awe体験をしていないと、情熱のある人の話やおもしろい話には弱く、議論でも説得されやすくなります。たとえそれが詐欺師だったとしても、ものすごく情熱的に話されると信じてしまいます。それに対してAwe体験をしている人は、見破る力が上がります。

Awe体験で未来の時間感覚を持てるようになり、社会性のある行動が取れるようになります。「未来の時間の感覚を持てる」というのは、未来を単なる時間経過した先にあるものと捉えるのではなく、自分が生きている「いま」と同じような感覚で捉えることです。

Awe体験は、時間が遅く流れているかのような感覚をもたらします。「時間に余裕ができた」と感じさせるこの現象は、私たちにとっての時間の価値を変え、瞬間をより深く味わうことを可能にします。

未来の時間の感覚を持てる人は「長期的な目的や目標」にたえず焦点を合わせることができ、短期的な興味や誘惑に惑わされなくなります。そして、全体のバランスを考え、高い次元から新しい形を模索し、知恵を絞ろうとします。

まとめ

今回はAwe体験について記述しました。Awe体験は日本語訳で「畏敬の念」のことをいいます。壮大な自然を目にしたり「ハッ」と感動する事が起きた際にAwe体験をすることが出来ます。たくさんの良い影響があり健康や心の面でも充実することが可能です。是非Awe体験を意識してみてください。こちらの本でも詳しく理解することが出来ます。

追記(高尾山でのAwe体験)

高尾山へ行ってきました!
Awe体験を実感したので紹介します

高尾山、山頂に向かう途中にある
高尾山薬王院近くの階段

高尾山薬王院の鳥居

6号路では水辺もあります

山から見た景色

高尾山、山頂の様子

木彫りの天狗

城山茶屋

高尾山で多くのAwe体験を実感出来ました

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